右図2がナスカで地上絵が最も密集してる所 である。右下のナスカのアイコンは監視塔が有る場所になる。
ここに目立つ巨大な長方形と長い直線が有る。この向きに沿って黄色い線を引く。
他にも四角形ナスカラインが右上と上に有り、これらもほぼ同じ方向を向いている。この画像では見えないが、サギやトカゲと呼ばれてる地上絵も頭が同じ方角を向いている。
非常に目立つこのラインの向きは重要だと考えられる。
また、三角形の矢印のような地上絵も多い。これらは揃って南の方向を向いている、この向きにも何か意味がありそうである。
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図2
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右図1がナスカ周辺の南米の地図である。ナスカで目立っていたラインは、正確にクスコを指し示していた。クスコは昔、世界のヘソと呼ばれていたと伝えられている。
クスコからナスカまで、定規ツールで線を引いてみると直線距離で約370kmである。
ナスカの北西にはカンデラブロ(燭台)と呼ばれる地上絵が有る。これはパラカス半島の北側斜面に有り、砂の上に描かれた地上絵にも関わらず、長年に渡って消えない謎の地上絵でもある。
カンデラブロの遠く東にはインカの首都だったクスコが有る。これらは関連した遺跡であると考えられる。
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図1
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右図3はナスカ平原全景である。南方にはカワチ遺跡がある。この付近にも地上絵が多い。しかもナスカとは変わった地上絵が多い。これに付いては後述する。
ここで目立つナスカアイコンから左下に伸びる大きく白い線は、自動車の通った跡であり道路である。しかしこの道路はクスコの方向と一致している。これは偶然では無い、この道路の側に全長6kmぐらいの直線ナスカライン(赤い線)があり、それと平行して道路が走っているからである。
またカワチアイコン付近から左上に伸びる白い線も目立つが、このライン上には鉄塔が立っており送電線の管理道路であると思われる。
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図3
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ナスカ平原の北東の端には、途中で枝分かれしたような分岐滑走路型の地上絵が有る。
この長い方の主滑走路も、ほぼ正確にクスコの方向を指している。では分岐した方はと言うと、その方向を辿ってみるとそれほど正確では無いがビルカスワマンという街を指しているようだ。
余り知られていない地名だが、調べてみるとインカ時代は太陽神殿と月の神殿が有った場所らしい。重要な遺跡だったのかも知れない。
また三角をアレンジした地上絵(赤線)も有るが、これもクスコの方向を向いている。
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図4
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ナスカ平原の南東の端にも地上絵は有る。直角が印象的な直線複合型ナスカラインだ。
クスコから直線を引くと(黄色の線)、これもやはり2本の直線ナスカラインに正確に一致する。
ビルカスワマンからこの場所に直線を引いてみると(緑色の線)、これにも一致するナスカラインが有る。ただこちらは微妙にずれているようだ。
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図5 |