アトランティスの再現CG

まとめの書『アトランティスの幻/地球の真実の歴史(楽天kobo)
無料試し読み《 第1章 アトランティスが実在した証拠。
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はじめに

 以前にプラトンの残した記録からアトランティスの都の考察しCGにした事が有ります。(参考「以前の考察」 アトランティスの都) その中で分からない事も多く、いろいろとやり残したと感じた事も多かったですが、 今回ストーンヘンジがアトランティスの遺産らしい事が分かったので、それらを含めて再度考察してみます。

 ストーンヘンジの測定(参照 測定と比較) により、アトランティスの首都中心部の「1/24スケール」になっている事が判明しました。 プラトンの記録との差を求めると「誤差は3%以下」になり、かなり精度が高い事も分かりました。

ストーンヘンジの石の配置と大きさ

 ストーンヘンジは、高さ4.1mの石を並べて環状にしようとしたと考えられます。この直径は約33mです。 また石の上に横石を並べており横石の上縁までは高さ4.9mです。これを24倍すれば、直径792m、高さ117.6mになります。

 「以前の考察」では、アクロポリスの形状を2つ考察しました。中央島の一部と全体です。(図1)

miyako miyako
図1 考察1
アクロポリス上を神殿エリアとし、王族の居住 エリアは中央島の左右と奥に段々状に配置した。
図1 考察2
中央島全体をアクロポリスとし、神殿の左右を 王族の居住エリアとした。

 ストーンヘンジの環状列石の直径は中央島より少し小さく、以前の考察したアクロポリスの形状のちょうど間に収まります。 高さは、ほぼ同じと言って良いでしょう。 よってストーンヘンジの環状列石は、アトランティスのアクロポリスを縮小した物だという仮説が強く成り立ちます。

 すると元は、環状列石の内側は埋められていたはずです。今は内側にある石はその上に立っていたと考えられます。 この考えを元にストーンヘンジのCG(図2)を作りました。

stonehenge
図2

 では内部にある馬蹄形に並べられた巨大な5組のトリリトン石は何を意味してるか考察します。 以前の考察でアトランティスの信仰や首都の配置を考察し、参道から一直線に登り東に向かって礼拝すると考え、 その神殿は一番奥に太陽神殿が有り、両側に付属の神殿が並ぶ「コの字型」の構造が適当であると考えました。
 ストーンヘンジのトリリトン石も参道の方が開いた「馬蹄形」なっています。以前の考察と発想的に似ていると考えられました。 つまり、トリリトン石は神殿をモデルにしたという仮説が自然と導かれます。石の配置と高さは神殿の配置と高さを表していると思われます。 トリリトン石の高さは6〜9mぐらいあり、24倍すると144〜216mぐらいであり、かなり高いですが神殿の高さとして想定内だと言えます。

 以前の考察「 アトランティスの都」では、アクロポリスの直径と神殿の配置が大きな疑問として残っ たの ですが、 ストーンヘンジはこの謎の大きなヒントを与えてくれました。

 これらを元にして、3重運河とアクロポリスのサイズをストーンヘンジから得たデータで改め、 アクロポリス上に拡大したストーンヘンジの石を配置してみました(図3)。 これを元にして再度アトランティスの都のCG化に挑戦したいと思います。

basic atantis
図3


アトランティスのアクロポリスを再度CGにしてみる

 過程は興味ないでしょうから、どーんと飛ばして出来た物がコレです(笑)。

アトランティスのアクロポリス
図4

 一番奥に太陽神殿が有り、左右に2つづつ神殿が有ります。 プラトンがこだわっていた10人の王が誓いの儀式をする黄金の柱もアクロポリス中央に配置できました。とにかくとてつもなくデカイです。 この中央の広場は東京ドーム2個分ぐらいの面積が有ります。これだけの広さが有ると楽に10万人ぐらいは集まれると思います。
 手前の鳥居は高さ70m、その横に50m四方の番屋が2つ有ります。左右の神殿の高さは160mぐらいで、 その裏側が貴族のプライベートエリアなっています。 太陽神殿の高さは230m、神像の高さは130m、誓いの黄金柱は直径10m、高さ50m…… あらゆる物が桁違いです!

 入り口に観光客(170cm)が立つとこんな感じになります(図5)。ストーンヘンジに迷い込んだ身長7cmの小人をイメージしてください。

アトランティス神殿
図5

 太陽神殿の後ろがスケスケのすごい妙な作りの様に見えますが、これらの配置は合理的に考えられています。 つまり、ここから日の出が見えるのです。初日の出と初詣が同時にできるとは、なんて素敵なんでしょうね(注)。 このCGも奥の方を少し下げて、広場の人全員が朝日を見えやすい様に工夫しています。スタジアムの様に奥が低めになっているのです。 もしかすると左右の神殿は、階が多くあり観客席の様になっていた可能性もあります。 在りし日には広場や神殿をフルに使って50万人ぐらいの民衆を集め、 神像の前で王様が演説しアクロポリス中が熱気で渦巻いていたかもしれません。
(注 新年は午前0時で日の出は朝だろ!って突っ込みが有るかもしれませんが、アトランティスでは日付は朝日と同時に変わったと思われます。 江戸時代も日付は日の出と同時に変わっていました。 日本だと夜と昼の長さが結構変わって不便だったかもしれませんが、アトランティスは赤道直下なのでそれほど不便ではなかったと考えられます。 またアトランティスは今の1年間を2年と数えていた可能性が有ります。春分の日、秋分の日が終わると新年になります。 これは今の4月や10月から新年度や新学期が始まる習慣に引き継がれてるのかもしれません。)

 奥にちらっと見える青い屋根は海神(ポセイドン)神殿です。ではすこし横に回ってみましょう。

アトランティス
図6

 アクロポリスの北と南がVIP専用のエリアになっています。神殿の屋上は庭園になっており水浴場が所々に有ります。 まるでリゾート地のような作りですが、本当にこうだったかは確証がありません。 ただ、王族はプライドが高かったでしょうから平屋よりは高層を好んだと思います。 王族用のエリアは意外と狭く、100m四方ぐらいの小山はあったかもしれませんが、子供が野山を駆け巡るような遊びは無理のようです。 入り口近くにある丸い建物は、来客用の宿泊施設や会議場です。王族用の建物より低くしてるのがミソです。

 ただ、アクロポリスの中央部を一般向けに開放しているようなので、意外と物わかりのいい人たちだったかも知れません。 以前の考察だと広場が狭かったのですが、これだと納得の広さです。イベントや祝賀の日などはごった返したでしょうね。 では後ろに回ってみます。

アトランティス
図7

 青い屋根のポセイドン神殿が見えます。プラトンによると百体を軽く超える神像が並んでいたそうですが、 そんなアトランティスの叡智を再現できる訳も無く、無い物は妄想で補いましょう。 小さい様に見えますが、屋根のてっぺんの高さが80mあります。現在の大阪城の高さが石垣としゃちほこを含めても55mだそうですから、 実はとてつもない大きさなんです。
 太陽神殿の後ろ側の屋根が変に見えますが、これは鏡を使った集光設備になっているからです。まったく想像は尽きません。

 さて、ストーンヘンジには参道の入り口にヒールストーンが有りましたが、それを想像したらこんな物になりました。(図8)

アトランティス
図8

 ここは一番外にある環状運河に掛かった橋の入り口です。2つの塔はモニュメントをかねた防衛用の施設です。 これで高さ80mありますから城に近いと思った方がいいでしょう。橋の幅は30mです。
 これを見たら、なんとなく懐かしさを感じてしまいましたが、気のせいでしょうか……

まとめ

 特にないですが、また新たな調査成果が出た場合は、CGを進化させたいと思っています。 いろんな調査を地味ですが着実に進めて行きたいと思いますので、期待せずお待ちください。

補足

2011.11.24 追加 画像更新

 ストーンヘンジの分析が進み、アトランティス画像に反映しました。(図9)

atranthis
図9

 ストーンヘンジ( 図2)から分かった事は、岩山をくり抜いて作ったというドックは内環状島に2つ有ったようで す。 当初は奇異な気もしていたのですが、物流と防衛を分析した結果、この方が合理的と判断できました。次のようなメリットが有ります。
・外環状島の外縁に港が不要。→ 外縁を全て城壁にできるので守りが強固になる。
・陸地から離れている。→ ドックの船を攻撃しにくいので守りが強固になる。
・中間環状運河の船を全て内環状島に集める。→外環状島に船が無くなり治安維持と守りが向上する。

 その結果、外環状島に有ったという戦車道は城壁のすぐ内側にしました。これで有事の際に迅速に移動可能です。 環状島への物資の運搬は全部船のようです。 橋の下をくぐり中間環状運河に出て、そこから外と内の環状島に物資を降ろすと陸上運搬が少なくて済みとても効率的です。

 また左奥に環状島をつなぐ橋が有りますが、これが有った方が外洋運河から敵が来た時に内環状島にいる将校などが迅速に対応できると判断しました。 でないとかなり大回りしないと到着できません。
 ドックやその他の配置から、環状島は12のプロックに分かれていたと推測できます。外環状島には兵士や武器や防具や戦車職人が住んでいたでしょう。 もちろんオニの街も有ったはずです。おそらく各ブロックには名前がついていたと思われます。
 環状島の橋の入り口に城門を追加しました。かなり強固な城門だったようです。

 しかし、分析が進むほどアトランティスが想像できないほど強固な要塞都市だった事が浮かび上がってきます。 環状運河と言ってますが実質は幅555mと幅370mの外堀です! いったいどれだけ戦争をするとそんな堀を作ろうと考えるのでしょうか……
 その規模は大阪城がゴミに見えるくらいです。

oosakajo
図10

 最後まで謎だった内環状島にある不明の2つの物は監視塔のような気がします。運河と対岸の監視用で、おそらく対岸はオニの居住地でしょう。 中間環状運河にいた船は内環状島に停泊してたようです。これは防衛や治安維持のためだと考えられます。

 内環状島には、海軍兵と高級将校や、神官や貴族が住んでいたと考えられます。 高度な職人や科学者も居たでしょう。ここは超高級住宅地になります。その意味から内側を少し高台にしました。 おそらく高層建築が建ち並ぶSFに出てくるような美しい未来都市の様相だったと思います。

 ほぼアトランティスの首都の中心部の全容がつかめてきましたが、環状運河の外側の市街地ははっきりしません。(図11)

atrantis
図11

 道路よりも船と運河中心の町づくりのようです。環状運河と国内輸送用の運河は水路が分かれていて3系統の運河が有ったと考えられます。 たぶん網の目の迷路のような運河だったと思うのですが、ちょっと想像つきません。3つの港はこの位置でしょう。外洋運河は35度になりました。

  だいぶそれらしくなってきました。ストーンヘンジに感謝しなければなりません。 ヨーロッパに移住したアトランティスの生き残りにとって、ストーンヘンジはまさしく聖地だったのでしょう。(図13)

stonhenge
atrantis
図13

 参道を進み、昇る朝日に礼拝したアトランティス。そこには希望と野望がいっぱいに詰まっていたでしょう。 対して参道を進み、沈む夕日に礼拝したストーンヘンジ。 そこには2度と戻らぬ繁栄への懐古と郷愁、とてつもない数の失われた命への悲しみが有った事でしょう。 そしてその胸には、見果てぬ野望も残っていたのでしょうか?
 もはや誰も覚えていない、遠い遠い日の出来事です……

2011.11.25 追加 十二支

 モノは試しと12のブロックに十二支を当てはめてみました(図12)。意外と一致したのでびっくりです。

十二支
図12

 「牛」や「羊」は角が有り西洋では悪魔のイメージになっています。オニにぴったりです、牛が男で羊が女でしょう。 「虎」も強い兵士ぽいですが「猿」がイマイチです。ゴリラなら屈強な戦士を連想させますので、強引にメガにしました。 ちょうど監視塔の対岸になります。
 「龍」は高性能の鳥船の別称だと思われます。ここが鳥船の発着場だった可能性もあります。 ちょうど左奥に伸びる橋の部分に有りますから、ボセイドン神殿から航海の安全を祈るのにちょうどいい位置になります。 「馬」は騎馬隊だと思います。「蛇」は長く伸びる輸送兵の事でしょう、ちょうど輸送に使う龍と馬の間に有ります。 ここまでCGとよく一致しています。
 「鼠」は忍者で「犬」はシシや他の動物担当、「猪」は戦車隊としてみました。 「兎」と「鶏」は職人と娯楽担当にしてみましたが、もしかすると通信兵や鼓笛隊かも知れません。 オガやメガが2つづつなのは、ライバル意識を持たせ時に反目させると管理しやすくなりますので有り得る事です。

 日本の十二支を当てはめた理由は、日本の伝統が最も正確にアトランティスを伝えているという確信があるからです。 日本に伝わっている古来からの知識は、中国伝来以前にすでに有ったと考えています。
 十二支と外環状島のブロックの命名は、こじつけた点も有りますが偶然と思えない一致も有ります。真実はどうだったでしょうね。

2011.12.19 追加 市街地の運河

 アトランティスの物流を考えて市街地の運河を考察してみました(図13)。 実際はもっと複雑だったと思いますが、運河の概要になります。
アトランティス
図13

 考察の結果、中央から放射状に物流水路があった方が効率が良いという結論に達しました。 国内からの物流は川からの運河を通り参道横の運河を経て中央に有る港に集まります。そこで小型の船に積み替え各地区に配達されれます。 また輸出用の物資は外洋と繋がる港に積み替えます。輸入品も港に水揚げされて各地に配達されます。 つまり一番内側の市街地は、港湾とビジネス街になります。その外側は当然市場や商店街になるでしょう。 次に居住区になり、軽工業なと職人街になり、城壁に近いところは工場や農地や養殖場などが有ったと考えられます。

 市街地の分割は、外洋接続運河が 35度だったので、これを36度にして放射状に20分割にしています。 同心円上の分割は適当ですが、一番内側と外側だけ大きめの物流の主幹運河にしています。
 平原を流れる河川から市街地の運河に水を引く訳ですが、川の増水を考慮して城壁の外に水位を安定させる目的でダムを作りました。 左はアマゾン川水系から、右は南に有った川から流れ込んでいます。排水路は自然の小川と湿地帯のようになります。大きい船は通れません。 また城壁の門の所に防衛艦隊の港を設けました。

 う〜ん、やはりこれは完全無欠の防御を誇るメガロポリスです。

2011.11.19、11.24画像更新・表移動、 11.25十二支追加、12.12日付の変わり目追加
12.19市街地運河追加

 <資料と検証>
古代の海面(再現画像有り)
アフリカの大洪水の痕跡
アトランティスの都
鹿島神宮とナスカ
ストーンヘンジの謎を解く
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